「預けられない」課題を解決!ユニバーサルシッターが提供する専門的在宅保育・療育

障がいや医療的ケアが必要な子どもを持つ家庭では、「一般的な保育サービスを利用しにくい」「きょうだいの習い事や通院中に子どもを見てほしい」「就業のために自分の時間が欲しい」といった切実なニーズがあります。こうした状況は、家庭の孤立につながることも少なくありません。

Hito Rehaが運営する居宅訪問型認可外保育「ユニバーサルシッター」は、こうした課題に応えるサービスです。

ユニバーサルシッター 看護師の専門性を活かして「医療的ケア児」「重症心身障害児」などの受け入れ体制を強化いたしました 在宅でもレスパイト・保育・療育できます。

ユニバーサルシッターでは、0歳3か月から12歳までの子どもを対象に、生活支援、療育的な関わり、保育・遊び、在宅レスパイトなどを提供しています。特に、看護師や理学療法士といった専門職が関わることで、障がいや発達特性のある子ども、医療的ケアが必要な子ども(人工呼吸器や胃ろうなど、日常生活において医療的なケアが必要な子ども)についても、一人ひとりの状況に応じたきめ細やかな支援が可能とされています。

このサービスは、単に「子どもを預ける場所」を提供するだけでなく、子どもと保護者がそれぞれ自分らしい時間を過ごせる環境を整えることを目的としています。

ユニバーサルシッターのサービス概要

  • 対象: 0歳3か月~12歳

  • 対象地域: 仙台市全域

  • 基本料金: 平日9:00~17:00 2,500円/時間~(交通費別途)

  • 特徴: 障がいや発達特性のある子ども、医療的ケアが必要な子どもについても個別相談を受け付けています。

詳細はこちらから確認できます。

保育現場の悩みに寄り添う!理学療法士による保育園伴走・実践型研修

子どもが保育園や小学校に通い始めても、「発達のペースが違う」「集団生活への適応が難しい」「身体の動かし方や生活動作に気になる点がある」といった新たな課題が生じることもあります。こうした状況において、保育士が一人で試行錯誤するのではなく、専門職が現場に入り、共に解決策を考える仕組みが必要とされています。

Hito Rehaが展開する「保育園伴走・実践型研修事業」は、この課題に対応するものです。

この事業では、理学療法士が保育園を訪問し、子どもの発達・発育について専門的な視点から助言や指導を行います。特徴は、座学だけでなく、OJT(On-the-Job Training:実際の業務を行いながら学ぶ研修方法)とOFF-JT(Off-the-Job Training:職場を離れて集合研修などで学ぶ研修方法)を組み合わせた実践的な研修である点です。

理学療法士は実際の保育現場で子どもの様子を観察し、「なぜこの子が困っているのか」「どのような環境であれば参加しやすいのか」「保育士はどのように関わればよいのか」といったことを保育士と共に考えます。また、子どもの発達や運動に関する支援を保育士自身が継続して行えるよう、園全体の自立を支援するとともに、保護者への対応についても専門的な助言や資料提供を行っています。

保育園伴走・実践型研修事業のサービス概要

  • 内容: 理学療法士が保育園に訪問し、子どもの発達・発育、運動、生活、保護者対応等について、OJT・OFF-JTを組み合わせて伴走支援。

  • 料金:

    • 集合研修(単発):33,000円(税込)~

    • 現場研修(単発):33,000円(税込)~

    • 集合・現場研修:55,000円(税込)~

  • 特徴: 保育園のニーズに応じて内容をカスタマイズできます。

詳細はこちらから確認できます。

地域全体で子どもを支える!Hito Rehaが目指す「家庭」と「保育園」の連携モデル

Hito Rehaが目指すのは、子どもの支援を一つのサービスだけで完結させることではありません。家庭には家庭の困りごとが、保育園には保育園の困りごとがあり、その間には子ども自身の「生活」があります。そのため、家庭では在宅保育・療育・レスパイトで子どもと保護者を支え、保育園では専門職が保育士に伴走し、子どもが集団の中で過ごしやすい環境を整えるという、両面からのアプローチを地域の中で確立することを目指しています。

ユニバーサルシッター MCF Mobile Communication Fund 2025年度 ドコモ市民活動団体助成事業 採択事業期間 2025年9月~2026年8月 仙台市の重症児、医療的ケア児にも保育が行き届くシッター活動、保育施設等との連携事業

Hito Rehaは「子どもを変える」のではなく「環境と関わり方を考える」ことを大切にしています。子ども一人ひとりの得意なこと、苦手なこと、好きなことを尊重し、大人が「できるようにする」ことだけを目標にするのではなく、「どうすれば、この子が安心して過ごせるのか」「どうすれば、この子の『やってみたい』を引き出せるのか」「どうすれば、保護者や保育士が一人で抱え込まずに済むのか」を共に考える姿勢を重視しているとのことです。

この取り組みは、「2025年度 ドコモ市民活動団体助成事業」の助成金を活用しており、主に仙台市内の保育園・保育士の協力を得て進められています。

今後の展望と地域連携への期待

Hito Rehaは今後、仙台市を中心にユニバーサルシッターの在宅保育・療育・レスパイト支援をさらに充実させるとともに、保育園伴走・実践型研修も宮城県内の保育園へと展開していく予定です。さらに、家庭・保育園・療育・医療・行政など、子どもを取り巻く多様な機関が連携し、「困ったときにどこかにつながることができる」地域の支援体制づくりを目指しています。

専門職の力を地域につなぎ、子どもを支える人を増やし、保護者が孤立しない環境を整えることで、子ども自身が自分らしく過ごせる場所が増えることが期待されます。Hito Rehaのこうした取り組みは、子どもと家族の「より良い毎日」を支える重要な一歩となるでしょう。

まとめ

一般社団法人Hito Rehaが本格展開する「ユニバーサルシッター」と「保育園伴走・実践型研修事業」は、医療的ケア児や発達障害児を含むすべての子どもたちと、その保護者を包括的に支援する画期的な取り組みと言えます。家庭と保育園、それぞれの場所で抱える課題に対し、専門職の視点と実践的なアプローチで向き合うことで、子どもたちの健やかな成長と保護者の負担軽減に大きく貢献することが期待されます。今後の地域連携の進展にも注目が集まることでしょう。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77