発達障害・不登校の子育て支援:堀内祐子氏の新刊『じゃましない子育て』が親の「なんとかしなくちゃ」を手放すヒントを提供

発達障害・不登校の子どもと向き合う親へ:新たな子育ての視点

2026年7月7日、子育て支援「ゆるみ☆子育て」代表で子育てカウンセラーの堀内祐子氏が、新刊『「なんとかしなくちゃ」を手放したら、子どもは自分から動き出す ~発達障害・不登校の子を育てる77のヒント~』をぶどう社より出版します。本書は、発達障害や不登校の子どもを育てる親が抱える「なんとかしなくちゃ」というプレッシャーから解放され、子どもが自ら動き出すための「じゃましない子育て」の具体的なヒントを提供します。

堀内氏は、自身も発達障害を持つ4人の子どもを育て上げ、20年以上にわたる講演活動と600組の親子へのカウンセリング経験を持つ専門家です。その豊富な経験から導き出された実践的なアドバイスは、多くの親にとって子育てを喜びへと変える一助となるでしょう。

書籍「なんとかしなくちゃ」を手放したら、子どもは自分から動き出す 表紙

増加する不登校児童生徒数と親の孤立:障害福祉分野における課題

文部科学省の発表によると、2024年度の小中学校における不登校児童生徒数は35万3,970人に達し、12年連続で過去最多を更新しています。これは中学校では在籍生徒の約15人に1人が不登校であるという現状を示しており、もはや「特別な問題」ではなく、どの家庭や教室でも起こりうる日常的な課題となっています。

このような状況の裏で、発達特性(発達障害の特性)や不登校に直面した親、特に母親が孤立し、「私の育て方が悪かったのか」「なんとかして矯正しなければ」と自分を追い詰めるケースが少なくありません。社会からの「人並みであれ」という無言のプレッシャーの中で、親が抱える精神的な負担は非常に大きいものです。

本書は、子どもを変えようとするのではなく、親自身が「握りしめてきたもの」を手放すという新たな視点を提示します。これは、障害福祉分野における親支援の重要性を示唆するものであり、親が孤立から脱却し、より良い親子関係を築くための道筋を提供することを目指しています。

「なんとかしなくちゃ」からの解放:じゃましない子育ての核心

堀内氏が提唱する「じゃましない子育て」は、親の焦りや支配を手放し、子どもを信じて見守ることを核としています。この考え方を象徴する5つの言葉は、親が抱える「なんとかしなくちゃ」という感情を手放すための具体的な道標となります。

  1. 「説明する」: 子どもに状況や選択肢を丁寧に伝え、理解を促すこと。
  2. 「子どもが選ぶ」: 子ども自身の意思や選択を尊重し、自律性を育むこと。
  3. 「親バカになる」: 子どもの良いところを心から認め、無条件の愛情を注ぐこと。
  4. 「『ま、いっか』」: 完璧を求めすぎず、柔軟な姿勢で物事を捉えること。
  5. 「でも、あきらめない」: 子どもの可能性を信じ、長期的な視点で見守り続けること。

これらの言葉は、親が子どもを「矯正する対象」として見るのではなく、「自ら成長する存在」として捉え直すきっかけとなるでしょう。

著者の経験と専門性:三つの視点から導かれた実践的支援

堀内祐子氏は、発達障害を持つ4人の子ども(自閉スペクトラム症・ADHD・LD)を育て上げ、全員が不登校を経験しながらも自立へと導いた経験を持つ母親です。この当事者家族としての視点に加え、子育てカウンセラーとして20年にわたり全国で400回以上の講演・研修を実施してきた「子育て支援講師」としての視点、そして現在も放課後等デイサービスで保育士として勤務する「現場支援員」としての視点、これら三つの立場の交差点から本書は生まれました。

堀内氏は、子育ての苦悩を乗り越えるため、通信制大学で発達障害や心理学を深く学び、以下の資格を取得しています。

  • 自閉スペクトラム支援士(日本自閉スペクトラム学会認定)

  • 特別支援士(スクールファシリテーター/ペアレントサポーター)

  • 傾聴心理士

  • 幼稚園教諭・保育士・ジョブコーチ

これらの専門知識と現場での実践経験、そして自身の育児経験が融合された本書は、発達障害や子育てに悩む家庭への実践的な提言書となっています。

堀内祐子氏のプロフィールとメディア実績

1956年生まれ。子育て支援「ゆるみ☆子育て」代表、子育てカウンセラー、保育士。
メディア実績として、NHKハートフォーラムへの登壇やNHK Eテレ「超越ハピネス」への出演など多数。2026年6月にはYahooニュースで取材記事が掲載され、Chantowebでは週間ランキング1位を獲得しています。

主な著書には、重版7回を重ねた『発達障害の子とハッピーに暮らすヒント』や、次男との共著で韓国でも出版された『ADHDと自閉症スペクトラムの自分がみつけた未来』などがあります。

書籍概要と購入方法、出版記念講演会のご案内

『「なんとかしなくちゃ」を手放したら、子どもは自分から動き出す ~発達障害・不登校の子を育てる77のヒント~』

  • 体裁: A5判・152ページ

  • 出版社: ぶどう社

  • 発売日: 2026年7月7日

  • 価格: 1,760円(税込)

  • 書籍販売ページ: Amazonにて購入する

出版記念講演会で直接学びを深める

書籍の出版を記念し、堀内祐子氏による講演会が開催されます。

  • 開催日: 2026年7月11日(土) 13時~16時

  • 開催場所: 東京都町田市 町田パリオ5階

  • 参加費: 2,000円(参加者全員に本書籍とパンをプレゼント)

この講演会は、書籍の内容をより深く理解し、堀内氏から直接話を聞く貴重な機会となるでしょう。

関連情報とリンク集

堀内祐子氏の活動や関連情報については、以下のリンクをご参照ください。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77