神奈川県「ともいき社会推進プロジェクト」伴走支援プログラム、社会課題解決に挑む7者を採択
神奈川県は、誰もが自分らしく活躍できる「ともいき社会」の実現を目指し、株式会社ボーダレス・ジャパンと連携して「ともいき社会推進プロジェクト」を進めています。このプロジェクトの一環として実施されている「伴走支援プログラム」において、この度、社会課題の解決に取り組む企業・団体・NPOなどから7者が採択されたことが発表されました。

このプログラムは、2026年6月23日から7月26日まで参加者を募集し、書類選考とオンライン面接を経て採択者が決定しました。採択された7者は、2026年9月から2027年2月までの約半年間、ボーダレス・ジャパンの知見を活かした事業計画のブラッシュアップから資金調達、そしてプロトタイプ検証(PoC/PoB)の実践まで、多岐にわたる支援を受けます。
「ともいき社会推進プロジェクト」とは?持続可能な社会課題解決を目指す
「ともいき社会推進プロジェクト」は、神奈川県の「ともいき社会推進コンソーシアム」(企業・大学・行政・NPO・金融機関など多様な主体が連携し、社会課題解決に取り組む共同体)とボーダレス・ジャパンが連携し、社会課題の解決を持続可能な「仕組み」として社会に実装することを目指しています。
近年、社会課題は複雑化し多様化しています。社会課題を解決したいと考える事業者や団体が増える一方で、活動の持続・拡大に必要な収益モデルの構築、資金調達、人材確保、事業戦略設計などに課題を抱えるケースも少なくありません。
このプロジェクトの中核をなす「伴走支援プログラム」では、ボーダレス・ジャパンがこれまでに50以上のソーシャルビジネス(社会課題の解決を目的とした事業で、同時に経済的な持続可能性も追求するもの)を創出してきた経験と知見を活かし、約半年間にわたり事業者を支援します。
特設サイトでは、プロジェクトの詳細が紹介されています。
https://kanagawa-tomoiki.jp/
高齢者・障がい者支援から外国人就労まで!多岐にわたる社会課題に取り組む7者
今回、伴走支援プログラムに採択された7者は、神奈川県内で高齢者・障がい者とその家族を取り巻く課題、地域における社会的孤立、外国人労働者の就労支援など、多様な社会・地域課題の解決に挑みます。

採択された7者の具体的な取り組みは以下の通りです(団体名五十音順・敬称略):
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有限会社足柄リハビリテーションサービス(初鹿 真樹氏):高齢者・障がい者・家族の旅行環境の不足解決を目指す。
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認定NPO法人AYA(中川 悠樹氏):病児・障がい児とその家族の「体験格差」解決を目指す。
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社会福祉法人いきいき福祉会 Little Hub Project(岩崎 愛氏):多世代の社会的孤立と、地域コミュニティの希薄化解決を目指す。
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株式会社OTERA(武田 啓氏):高齢者・介護者の社会的孤立解決を目指す。
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株式会社ここん(定金 雅子氏):発達が気になるこどもと家族の孤立・支援不足解決を目指す。
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テクノベース株式会社(島田 真太郎氏):重度身体障害者の就労機会不足解決を目指す。
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日本語アカデミー株式会社(塩谷 理紗氏):外国人労働者の就労日本語支援不足解決を目指す。
キックオフイベントで伴走支援が始動!事業構想の深化へ
2026年8月27日には、神奈川県内で採択者7者とメンター、事務局が一堂に会するキックオフイベントが開催されました。このイベントでは、採択者が事前に整理した「解決したい社会課題」と「事業構想」を発表し、メンターからのフィードバックや対話を通じて、誰のどのような課題を、どのような仕組みで解決していくのかを深く掘り下げました。
採択者同士で、それぞれが目指す社会課題解決の姿や半年間の目標を共有する機会も設けられました。今後は、担当メンターによる月1〜2回のメンタリング(経験豊富なメンターが、知識や経験に基づいて助言や指導を行い、個人の成長や目標達成をサポートすること)などを通じて、事業モデルの磨き上げと実践・検証が進められていく予定です。
事業の持続と成長をサポートする伴走支援プログラムの4つの特徴
採択者には、2027年2月までの約半年間、それぞれの事業フェーズや課題に応じた伴走支援が行われます。このプログラムには以下の4つの特徴があります。
- 独自メソッドによる事業プランニング支援
120名以上の社会起業家を輩出してきたボーダレスアカデミーの独自メソッドと、ボーダレスグループが培ってきた事業計画フォーマットを活用し、事業プランニングを支援します。 - クラウドファンディング等を活用した資金調達支援
事業計画の策定だけでなく、プロトタイプ検証(PoC/PoB)段階における実際の資金調達まで伴走します。 - 多様な主体との共創ネットワーク
単独では解決が難しい課題の解決に向け、多様な主体との連携機会を提供し、新たな協業や共創の可能性を広げます。 - 第一線で活躍するメンター等との壁打ち
社会起業家や各分野のプロフェッショナルが、月1〜2回のメンタリングを実施。採択者それぞれの事業や課題に向き合い、事業計画のブラッシュアップや実践をサポートします。
本プログラムでは、一般財団法人KIBOW社会投資ファンドの田村菜津紀氏、株式会社COCOOの村岡浩司氏、株式会社AsMamaの甲田恵子氏、株式会社54の山口豪志氏、株式会社ボーダレス・ジャパンの鈴木雅剛氏、半澤節氏といった第一線で活躍する専門家がメンターとして参加しています。
今後の展望:中間発表会・成果発表会、ソーシャルビジネス実践講座
約半年間の伴走支援を通じた採択者の成果を発表する場として、中間発表会および成果発表会が神奈川県内で開催される予定です。
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中間発表会:2026年11月18日(水)
中間地点での事業計画をもとにした採択者によるピッチと、メンターからのフィードバック、交流会が実施されます。 -
成果発表会:2027年3月上旬(予定)
約半年間の取り組みの成果を発表する事業ピッチのほか、社会起業家によるトークセッション、来場者とのネットワーキングなどが予定されています。
ソーシャルビジネス実践講座も開催
本プロジェクトでは、伴走支援プログラムと並行して、社会課題の解決と事業継続性の両立を実現する「ソーシャルビジネス実践講座」も神奈川県内で開催されています。
第2回は、2026年10月8日(木)と9日(金)の2日間、対面形式で開催されます。個人ワークやグループワークからなる「実践ワーク」に加え、「収支計画・事業計画策定レクチャー」が拡充され、より実践的なプログラムとして提供されます。第1回に参加した方も再度の参加が可能です。
詳細はこちらから確認できます。
https://tomoiki2026100809.peatix.com
今後開催される講座の情報を受け取りたい方は、以下のリンクから登録できます。
https://dshinsei.e-kanagawa.lg.jp/140007-u/offer/offerList_detail?tempSeq=128984
神奈川県「ともいき社会推進コンソーシアム」と株式会社ボーダレス・ジャパンについて
ともいき社会推進コンソーシアム

「ともいき社会推進コンソーシアム」は、誰もが自分らしく活躍できる“ともいき社会”の実現を目指し、神奈川県が2025年12月に設立したプラットフォームです。企業・大学・行政・NPO・金融機関・中間支援組織など、多様な主体が連携し、社会課題の解決に取り組んでいます。多様な主体がそれぞれの強みを活かしながら、持続可能な共創事業の創出や連携促進に取り組むことが期待されています。
ホームページ:
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/k8d/community/consortium.html
株式会社ボーダレス・ジャパン

株式会社ボーダレス・ジャパンは、社会課題をビジネスで解決するソーシャルビジネスのみを展開する会社として2007年に設立されました。貧困・環境・教育・ジェンダーなど、さまざまな社会問題を解決する50以上の事業を世界15カ国で展開し、2024年度の売上は100億円に及んでいます。社会起業家を次々と生み出すエコシステムが評価され、数々の賞を受賞しています。2023年10月には新パーパス「SWITCH to HOPE 社会の課題を、みんなの希望へ変えていく。」を発表し、より多くの人がともに良い社会を目指すための仕組みづくりを目指しています。
ホームページ:
https://www.borderless-japan.com/
まとめ
神奈川県とボーダレス・ジャパンが連携し、社会課題解決に取り組む7者が「ともいき社会推進プロジェクト」伴走支援プログラムに採択されました。高齢者や障がい者支援、地域コミュニティの活性化、外国人就労支援など、多岐にわたる分野で社会の変革を目指すこれらの取り組みは、今後の社会福祉分野に新たな希望をもたらすことでしょう。約半年間の伴走支援を通じて、採択された事業がどのように成長し、持続可能な社会課題解決の仕組みとして確立されていくのか、今後の動向が注目されます。



