ALS・神経難病とは?専門施設「ARKAホスピタルホーム」の役割

ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、運動ニューロンが徐々に障害され、身体を動かすことが困難になる進行性の神経難病です。医療的ケアや介護はもちろんのこと、住まい、通院、ご家族の負担、利用できる制度、そして将来の生活設計など、様々な側面からサポートが求められます。

株式会社SKYは、ALSという病気の現実と向き合い、「私たちに何ができるのか」を問い続けてきました。介護の現場で培った経験を活かし、ALS及び神経難病の方とそのご家族が安心して生活できる環境を提供するため、2018年に「ARKAホスピタルホーム曰佐」を開設。その後も、福岡市内を中心に専門施設の展開を進め、現在では以下の施設を運営しています。

  • ARKAホスピタルホーム曰佐

  • ARKAホスピタルホーム横浜

  • ARKAホスピタルハウス飯倉

  • ARKAホスピタルホーム有田

  • ARKAホスピタルハウス野方

  • ARKAホスピタルハウス松山

  • ARKAホスピタルハウス西都

今回の「ARKAホスピタルホーム三苫」は、同社にとって8棟目となる専門施設であり、これまでの3,000件以上の相談支援で培ったノウハウが活かされることが期待されます。

ARKAホスピタルホーム三苫 外観

福岡市東区三苫に誕生する、医療と生活を両立する「ホスピタルホーム」

ALSや神経難病の方にとって、住む場所を選ぶことは、単に住居を選ぶ以上の意味を持ちます。医療的ケアの必要性、介護体制、ご家族の負担、通院、緊急時の対応など、一人ひとりの状況に応じた多角的な検討が必要です。

「病院ではなく、生活の場で過ごしたい」と願う方々にとって、専門的な支援を受けながら安心して暮らせる住環境は、重要な選択肢の一つです。株式会社SKYが提供する「ホスピタルホーム/ハウス」は、専門的なケアと日々の生活環境の両立を目指し、ALS及び神経難病の方が自分らしい生活を続けられる環境を提供しています。福岡市東区をはじめとする周辺地域の方々へ、この新たな生活の場が届けられることになります。

安らぎと安心を追求した施設設計:日本旅館の専門家が手掛ける空間

「ARKAホスピタルホーム三苫」は、ご入居者様やご家族に安らぎを提供するため、施設建築から各居室の細部に至るまで、きめ細やかな配慮が施されています。

施設設計は、日本全国の旅館建築を手掛ける『石井建築事務所』が担当。瓦屋根の和風外観と道路に面した庭園を取り入れ、一般的な医療・介護施設とは異なる、落ち着いた住環境が目指されています。建物全体の雰囲気にこだわることで、入居に対する心理的なハードルを和らげる工夫が凝らされています。

各居室では、身体を自由に動かすことが難しい方にも配慮し、眩しさを抑えた間接照明を採用。また、雪見障子を設けることで、自然光を取り入れながら居室内の明るさを調整できるように設計されています。これにより、ご入居者様が日々を穏やかに過ごせる空間づくりが追求されています。

ARKAホスピタルホーム三苫 共有スペース

ARKAホスピタルホーム三苫 介護浴室

災害時も安心の設備:非常用発電設備を完備

ALS及び神経難病の方にとって、災害や停電などの非常時においても、安心して生活を継続できる環境は極めて重要です。「ARKAホスピタルホーム三苫」では、緊急時・災害時に備え、非常用発電設備が完備されています。非常時には自動で作動する設備が整えられており、地震や大雨などの自然災害が発生した際にも、できる限り安心して生活を継続できる環境づくりに取り組んでいます。

【参加無料】「ARKAホスピタルホーム三苫」内覧会でワンストップ相談

「ARKAホスピタルホーム三苫」の開設に先立ち、内覧会が開催されます。施設の見学とともに、これからの暮らしに関する様々な相談ができる貴重な機会です。

『ARKAホスピタルホーム三苫』内覧会概要

  • 場所: 〒811-0201 福岡県福岡市東区三苫4丁目2-73

  • 日時: 2026年10月29日(木)~11月1日(日)10:00~16:00

  • 参加費: 無料

  • ご予約: 内覧会予約フォーム

  • 駐車場: あり(台数に限りがあるため、満車の場合は近隣のコインパーキングの利用が推奨されています。)

内覧会では、施設の内部をご覧いただけるだけでなく、施設で働くスタッフや、株式会社SKYが大切にしている「ALS・神経難病とともに生きる方々への想い」についても知ることができます。ALS・神経難病の当事者の方やご家族をはじめ、病院関係者、ケアマネジャー、相談支援専門員、地域の皆さまなど、幅広い方々の参加が歓迎されています。

入居・在宅・制度に関する専門相談体制

「ALSや神経難病と診断されたものの、どこに相談すればよいかわからない」「自宅で利用できるサービスについて知りたい」「専門施設で受けられる支援について知りたい」「利用できる制度や費用について相談したい」といった悩みに対し、これまで3,000件以上の相談支援に携わってきた相談支援専門員が、一人ひとりの状況に寄り添いながら、入居・在宅・制度に関する相談をワンストップで承ります。

「まだ入居するか決めていない」「今すぐ施設を探しているわけではない」という方からの相談も歓迎されており、これからの暮らしについて考え始めた段階から、気軽に相談できる場が用意されています。詳細については、ARKA相談支援センター福岡でも情報提供が行われています。

ARKAホスピタルホーム三苫 別の共有スペース

この内覧会は、「ARKAホスピタルホーム三苫」を地域の皆さまに知っていただく機会であると同時に、ALS・神経難病でお悩みの方やそのご家族が、安心して相談できる場となることでしょう。最新情報は、株式会社SKYの公式ホームページおよびInstagramで随時更新される予定です。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77